ミュージアムカフェ、大好きです。
そもそも、
海外でも、
展示品より、
美術館という “箱”(建築)をお目当てに出かけることが多いです。
最近だと、
コペンハーゲン国立美術館(SMK)のカフェテリアの開放感は忘れがたいし、
来年一月の閉館が決まっている、
原美術館の「カフェ・ダール」で、
庭園の緑を眺めなら、
昼下がりにワインを一本開けた(2人でね)のも、
とてもいい思い出です。
さて、
いつの間にかリオープンしていた、
京橋のアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館 )。
界隈をお散歩中に気がつき、
「天井も高くて、好みの建物だな〜」と、心惹かれる。
どうやらカフェもあるみたいで、
早速公式サイトでメニューを確認すると、
スライスした洋梨が、
波状に飾られた「シナモンバターサンド」の外観からして、
ただものではない感じ。
そして、
特別に気になったのが、
アラビア菓子の “クナーファ” と、
ブレンドハーブティーの “マダム・ユペール”。
シフォンケーキやミルフィーユと並べて、
アラビア菓子をラインナップに加えるとは!
そして、
”マダム・ドヌーヴ” ならぬ “マダム・ユペール”!!
フランスの、
(どちらかと言えば個性派の)大女優ユペール様。
『ピアニスト』や『8人の女たち』でお姿を拝見した際は、
「線が細くて、あっさりした容姿の女性だなー」程度の印象だったけど、
還暦を過ぎ(と言うか、もうすぐ古希!)、
少女、もしくは少年のような魅力に磨きがかかり、もはや妖精のよう。
『アスファルト』や『ポルトガル、夏の終わり』での彼女は、
“こういう風に年を重ねたい” と、うっとりしてしまう憧れの女優です。
お茶のネーミングに彼女の名前を冠するなんて、
なんて素敵なセンスなのかしら。
秋晴れのある日に訪れました。
高い天井に、見晴らしのいい空間。
この感じ、わたしの大好物です。
波長が合う空間って、深く息が吸える。
そして、いいにおいがする。
お水の佇まいにさえ、グッとくる。
「クナーファ」が焼き上がるまで、
吉田篤弘さんの『流星シネマ』を読みながら、しばし待つ。
静かなつぶやきのようなストーリーが、この空気感によく合うな。
チーズとバターの芳ばしい香りが遠くから近づいてきて、
目の前に静かにサーブされた「クナーファ」。
細麺状の生地 “カダイフ” は焼き立てパリパリで、
シロップが沁みた土台とチーズは、
甘じょっぱくハーモニーする。
ピスタチオのアイスと、
温かい生地のコントラスト。
新月みたいなお皿も含め、
テーブルの上で楽しむ一つの芸術作品。
(ちなみに、この「クナーファ」と「ミルフィーユ」は、
14時のカフェタイムからの提供です。オーダーごとに焼き上げてくれるので、
少し客足が落ち着くこの時間からなのかな。
推測ですが、この分だと「ミルフィーユ」も焼き立てが出てきそう…。
パイ生地のサクサク感こそ「ミルフィーユ」の身上だと思っているので、そうだとすれば期待大です)
“自由で豊かな大人の女性をイメージした” という「マダム・ユペール」。
想い、伝わってきました。
飲み干した後、ポットに残された茶葉さえ美しい。
こんな風に深呼吸できるカフェに新たに出会えて、
とても幸せ。
余韻を味わいながら、
上階のミュージアムショップで、
オリジナルトートを衝動買い。
ビビッドなピンクがお気に入りです。
ーーーー
アーティゾン美術館 ミュージアムカフェ
*美術館は現在予約制ですが、カフェとミュージアムショップはふらりと入れます
予算:クナーファとドリンクのセット1500円
HP・Instagramなど:
【Web】https://www.artizon.museum/user-guide/museum-cafe/
【Instagram】https://www.instagram.com/artizonmuseum/(アーティゾン美術館公式)
※臨時休業など、最新の情報はお店のHP、SNSなどでご確認ください。
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そもそも、
海外でも、
展示品より、
美術館という “箱”(建築)をお目当てに出かけることが多いです。
最近だと、
コペンハーゲン国立美術館(SMK)のカフェテリアの開放感は忘れがたいし、
来年一月の閉館が決まっている、
原美術館の「カフェ・ダール」で、
庭園の緑を眺めなら、
昼下がりにワインを一本開けた(2人でね)のも、
とてもいい思い出です。
さて、
いつの間にかリオープンしていた、
京橋のアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館 )。
界隈をお散歩中に気がつき、
「天井も高くて、好みの建物だな〜」と、心惹かれる。
どうやらカフェもあるみたいで、
早速公式サイトでメニューを確認すると、
スライスした洋梨が、
波状に飾られた「シナモンバターサンド」の外観からして、
ただものではない感じ。
そして、
特別に気になったのが、
アラビア菓子の “クナーファ” と、
ブレンドハーブティーの “マダム・ユペール”。
シフォンケーキやミルフィーユと並べて、
アラビア菓子をラインナップに加えるとは!
そして、
”マダム・ドヌーヴ” ならぬ “マダム・ユペール”!!
フランスの、
(どちらかと言えば個性派の)大女優ユペール様。
『ピアニスト』や『8人の女たち』でお姿を拝見した際は、
「線が細くて、あっさりした容姿の女性だなー」程度の印象だったけど、
還暦を過ぎ(と言うか、もうすぐ古希!)、
少女、もしくは少年のような魅力に磨きがかかり、もはや妖精のよう。
『アスファルト』や『ポルトガル、夏の終わり』での彼女は、
“こういう風に年を重ねたい” と、うっとりしてしまう憧れの女優です。
お茶のネーミングに彼女の名前を冠するなんて、
なんて素敵なセンスなのかしら。
秋晴れのある日に訪れました。
高い天井に、見晴らしのいい空間。
この感じ、わたしの大好物です。
波長が合う空間って、深く息が吸える。
そして、いいにおいがする。
お水の佇まいにさえ、グッとくる。
「クナーファ」が焼き上がるまで、
吉田篤弘さんの『流星シネマ』を読みながら、しばし待つ。
静かなつぶやきのようなストーリーが、この空気感によく合うな。
チーズとバターの芳ばしい香りが遠くから近づいてきて、
目の前に静かにサーブされた「クナーファ」。
細麺状の生地 “カダイフ” は焼き立てパリパリで、
シロップが沁みた土台とチーズは、
甘じょっぱくハーモニーする。
ピスタチオのアイスと、
温かい生地のコントラスト。
新月みたいなお皿も含め、
テーブルの上で楽しむ一つの芸術作品。
(ちなみに、この「クナーファ」と「ミルフィーユ」は、
14時のカフェタイムからの提供です。オーダーごとに焼き上げてくれるので、
少し客足が落ち着くこの時間からなのかな。
推測ですが、この分だと「ミルフィーユ」も焼き立てが出てきそう…。
パイ生地のサクサク感こそ「ミルフィーユ」の身上だと思っているので、そうだとすれば期待大です)
“自由で豊かな大人の女性をイメージした” という「マダム・ユペール」。
想い、伝わってきました。
飲み干した後、ポットに残された茶葉さえ美しい。
こんな風に深呼吸できるカフェに新たに出会えて、
とても幸せ。
余韻を味わいながら、
上階のミュージアムショップで、
オリジナルトートを衝動買い。
ビビッドなピンクがお気に入りです。
*Instagramでは、読書や映画鑑賞、ひとり(ときどき二人)ごはんを記録しています*
⬇️
@sage_hagi
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アーティゾン美術館 ミュージアムカフェ
*美術館は現在予約制ですが、カフェとミュージアムショップはふらりと入れます
予算:クナーファとドリンクのセット1500円
HP・Instagramなど:
【Web】https://www.artizon.museum/user-guide/museum-cafe/
【Instagram】https://www.instagram.com/artizonmuseum/(アーティゾン美術館公式)
※臨時休業など、最新の情報はお店のHP、SNSなどでご確認ください。
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